コエンザイムQ10の抗酸化作用
人間の身体を老化させる悪いヤツ…それが「活性酸素」です。
聞き覚えのある方も多いと思いますが、我々の体内に呼吸によって取り込まれる通常の酸素のうち、約2%ほどはこの反応しやすい「活性酸素」に変化します。
これが何が厄介なのかといえば、体内の細胞を酸化させてしまう性質を持っている点です。
酸化…つまり身体を「サビさせる」のですが、若いうちは細胞そのものが持つ回復能力があるため、活性酸素によって傷つけられても問題ありません。
しかし年齢とともに回復力が落ちてしまうと、細胞はどんどん酸化しサビついてしまいます。
これがいわゆる「老化」という現象です。
コエンザイムQ10は、この活性酸素を撃退する能力、すなわち「抗酸化作用」を持ちます。
そしてコエンザイムQ10の素晴らしいところは、ほかの抗酸化物質を増強する働きまで持っていることです。
コエンザイムQ10と抗酸化物質
抗酸化物質と聞いてすぐに思い浮かべるのはビタミンCやE、あるいはポリフェノールなどでしょう。
ここで気を付けないといけないのが、ビタミンEは単独では抗酸化機能を持たないという点です。
それどころか、ビタミンEは酸化を促してしまう場合すらあるのです。
ビタミンEが抗酸化物質として十分な働きをするためには、ビタミンCとコエンザイムQ10の助けが必要不可欠なのです。
酸化によって引き起こされる肌の老化や各種生活習慣病、がん等に対して、コエンザイムQ10が大きな役割を果たす理由をご理解いただけたでしょうか?