コエンザイムQ10のがん予防効果
日本人の死因の不動の一位はずっとがんです。
およそ3割ががんによって死亡していますから、他人事とは言っていられません。
がんはいわゆる細胞の突然変異です。
私たちの肉体は、毎日内外の刺激によって傷ついています。
呼吸や紫外線などによる活性酸素、たばこの煙や様々な有害物質、アルコールや調味料などの刺激物、発がん性物質…挙げればきりがないほどに、常に細胞は攻撃にさらされています。
しかし多くの場合、傷ついた細胞はすぐに修復され、再び正常に活動します。
ところが、この修復過程でエラーが起きてしまうと、がん細胞に変異してしまうのです。
エラーが起きる原因は様々です。
より多く紫外線を浴びたり、発がん性物質を摂取したりといった、細胞損傷の量が増えすぎて回復が追いつかないまま、さらに細胞が傷ついていくとエラーが起きやすいです。
また、睡眠や栄養が足りていない場合も、細胞は適切に修復されずにエラーを起こす可能性が高まります。
とくに不規則な生活をし、活性酸素を増やすような習慣を続けている場合は要注意です。
活性酸素は細胞を攻撃し酸化させていきますから、コエンザイムQ10やビタミン類などの抗酸化物質によって、活性酸素を除去しなければなりません。
がん予防のためにコエンザイムQ10
がんを未然に防ぐには、規則正しい生活やバランスのとれた食事を心がけるのはもちろんのこと、活性酸素を増やさないようにするのが重要です。
- たばこを吸わない
- お酒はほどほどに
- 夏以外も紫外線対策をする
- 運動や睡眠を適切に
こうした心がけに加えて、抗酸化物質も積極的に摂取していきましょう。
とくに40歳を超えている方は活性酸素に対しての抵抗が弱まり始めていますから、サプリメントでじゅうぶんな量を補う必要があります。
コエンザイムQ10は優れた抗酸化作用を持っていますから、ビタミン類とともに一緒に摂取して下さい。
コエンザイムQ10は抗がん剤の副作用も抑制する
がんの治療には様々な方法があります。
外科療法や放射線治療、そして抗がん剤を用いる化学療法などです。
このうち抗がん剤を使った治療は、副作用の心配が非常に大きいのが難点です。
効果が高い分、がん細胞だけでなく正常な細胞をも破壊してしまう可能性があるからです。
よく映画やドラマなどでがん患者で毛が抜けてしまっている描写がありますが、これは副作用の影響によるものです。
コエンザイムQ10は、そうした抗がん剤(特にドキソルビシン・アドリアマイシン)の副作用抑制に効果があります。
もちろんがん治療は医者の指導のもと行うべきですが、がん細胞を克服するための免疫細胞を活性化させるのに、コエンザイムQ10が役立つのも事実です。
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